4.自然科学研究機構について
平成16年4月1日より岡崎国立共同研究機構分子科学研究所は自然科学研究機構分子科学研究所となった。資料1 にある国立大学法人法(平成15年10月1日施行)に規定される国立大学法人と大学共同利用機関法人の内,自然科学 研究機構は後者の法人として定義されている。また,分子科学研究所は大学共同利用機関法人自然科学研究機構に属 する大学共同利用機関という位置付けであることが文部科学省令に定義されている。つまり,分子科学研究所が大学 共同利用機関であるという位置づけは法人化後も変わることはない。この点,定義する法律がなくなった大学附置の 共同利用研究所とは大きく違う。
大学共同利用機関は4つの法人にそれぞれ分類されることになった(図1)が,最終的にそうなったと言うしかな いような複雑な経緯が背景にある。事の発端は「国家公務員削減」「経費削減」の流れで政府の行政改革として出てき た政府関連機関の独立行政法人化(独法化)である。最終的に大学共同利用機関が独法化されることは回避できたも のの,国立大学法人法の中にもあるように独立行政法人に準じる部分は残っており,国立大学も大学共同利用機関も 独法化からいろいろな影響を受けている。例えば,教育や学術研究を中心としている国立大学および大学共同利用機
関の評価は,数値目標や効率化という側面が重視される独立行政法人とは本来,違うはずであるが,現時点で混乱が ないわけではない。なお,国立大学法人法(資料1)では,文部科学大臣が中期目標を示す際の各法人の意見尊重,法 人の長の選定における各法人の自主性,独立行政法人評価委員会と異なる評価委員会制度など,国立大学および大学 共同利用機関の自主性・自律性を保証したものになっている。
自然科学研究機構の構成は図2のとおりである。国立大学法人法に従った組織と自然科学研究機構独自の組織があ る。前者として,役員会,機構長選考会議,教育研究評議会,経営協議会がある。後者として機構会議,研究連携委 員会,研究連携室がある。理事は5名であり,外部から理事を採用する必要があるため,5研究所の所長全員が理事 になるわけではない。現在,着任順に4研究所長が理事を兼ねる(正確には,理事が研究所長を兼ねる)ことになっ ており,平成16年度においては分子研所長は理事ではない。理事数の制限によって研究所間でアンバランスな扱いに ならざるを得ないなどの問題を回避し,5研究所のバランスを取って機構の運営に当たることが重要なため,自然科 学研究機構では機構憲章(資料2)を掲げて,基本的な考え方を徹底するようにしている。その結果,自然科学研究 機構では5研究所長全員を副機構長とし,副機構長全員が参加する機構会議を重視して,機構の運営にあたることと
研究系 施設 事務部等
岡崎共通研究施設・岡崎統合事務センター 総務課 研究連携課 財務課 等 経営協議会
機 構 長 監事 理 事
機構長選考会議
教育研究評議会
機構会議 研究連携委員会
研究連携室 事務局長
本 部 事 務 局
研究系 施設 事務部等
研究系 施設 事務部等
研究系 施設 事務部等
研究系 施設 事務部等 台長
(副機構長)
所長
(副機構長)
所長
(副機構長)
所長
(副機構長)
所長
(副機構長) 国立天文台 核融合科学研究所 基礎生物学研究所 生理学研究所 分子科学研究所
役 員 会
図2
した。新しい法人を国立天文台,核融合科学研究所とともに構成することが決まって以来,諸々の問題について関係 者で議論してきた。当初は自然科学研究機構という名称さえも議論の対象であった。これまでの会議等開催状況を資 料3として添付した。
機構憲章にあるように,自然科学研究機構は独立の5研究所(構成機関)の連合体であり,研究所の中の問題はそ の研究所に任されている。図2には明記されていないが,内部組織として各研究所に運営会議(以前の運営協議員会) が,さらに分子科学研究所では教授会議も設置され,研究者人事や共同研究については従来と同じ方式に従って審議 することになっている。これまで各研究所に置かれていた評議員会は法人化後はなくなったが,評議員会の機能であ る①所長選考(最終段階での選考),②事業計画その他の管理運営に関する重要事項の検討のうち,①については教育 研究評議会,経営協議会の機構外委員を含む大学共同利用機関長選考委員会が各研究所(各大学共同利用機関)別に 機構に設置されることになった。②については運営顧問を研究所に置き,運営会議と連携をとることになった。
資料4に平成16年度から平成21年度までの6年間に対する自然科学研究機構の中期目標を,資料5に中期目標を 達成するために立てた中期計画(予算関係の資料を除く)を示した。中期計画では5研究所で共通の計画を最初に掲 げ,そのあと研究所別の計画を示している。例えば,分子研独自の人事政策等が明記されている。今後,中期計画に 沿って年度計画を毎年立てて実行していくことになる。
資料1 国立大学法人法 抜粋(平成十五年七月十六日法律第百十二号) 第一章 総則
第一節 通則
(目的)
第一条 この法律は,大学の教育研究に対する国民の要請にこたえるとともに,我が国の高等教育及び学術研究の水準の向上と均衡 ある発展を図るため,国立大学 を設置して教育研究を行う国立大学法人の組織及び運営並びに大学共同利用機関を設置して大学の共 同利用に供する大学共同利用機関法人の組織及び運営について定めることを目的とする。
(定義)
第二条 この法律において「国立大学法人」とは,国立大学を設置することを目的として,この法律の定めるところにより設立され る法人をいう。
2 この法律において「国立大学」とは,別表第一の第二欄に掲げる大学をいう。
3 この法律において「大学共同利用機関法人」とは,大学共同利用機関を設置することを目的として,この法律の定めるところに より設立される法人をいう。
4 この法律において「大学共同利用機関」とは,別表第二の第二欄に掲げる研究分野について,大学における学術研究の発展等に 資するために設置される大学の共同利用の研究所をいう。
5 この法律において「中期目標」とは,国立大学法人及び大学共同利用機関法人(以下「国立大学法人等」という。)が達成すべ き業務運営に関する目標であって,第三十条第一項の規定により文部科学大臣が定めるものをいう。
6 この法律において「中期計画」とは,中期目標を達成するための計画であって,第三十一条第一項の規定により国立大学法人等 が作成するものをいう。
7 この法律において「年度計画」とは,準用通則法(第三十五条において準用する独立行政法人通則法(平成十一年法律第百三号) をいう。以下同じ。)第三十一条第一項の規定により中期計画に基づき国立大学法人等が定める計画をいう。
8 この法律において「学則」とは,国立大学法人の規則のうち,修業年限,教育課程,教育研究組織その他の学生の修学上必要な 事項を定めたものをいう。
(教育研究の特性への配慮)
第三条 国は,この法律の運用に当たっては,国立大学及び大学共同利用機関における教育研究の特性に常に配慮しなければならな い。
(国立大学法人の名称等)
第四条 各国立大学法人の名称及びその主たる事務所の所在地は,それぞれ別表第一の第一欄及び第三欄に掲げるとおりとする。 2 別表第一の第一欄に掲げる国立大学法人は,それぞれ同表の第二欄に掲げる国立大学を設置するものとする。
(大学共同利用機関法人の名称等)
第五条 各大学共同利用機関法人の名称及びその主たる事務所の所在地は,それぞれ別表第二の第一欄及び第三欄に掲げるとおりと する。
2 別表第二の第一欄に掲げる大学共同利用機関法人は,それぞれ同表の第二欄に掲げる研究分野について,文部科学省令で定める ところにより,大学共同利用機関を設置するものとする。
(法人格)
第六条 国立大学法人等は,法人とする。
(資本金)
第七条 各国立大学法人等の資本金は,附則第九条第二項の規定により政府から出資があったものとされた金額とする。
2 政府は,必要があると認めるときは,予算で定める金額の範囲内において,国立大学法人等に追加して出資することができる。 3 政府は,必要があると認めるときは,前項の規定にかかわらず,土地,建物その他の土地の定着物及びその建物に附属する工作 物(第六項において「土地等」という。)を出資の目的として,国立大学法人等に追加して出資することができる。
4 政府は,前項の規定により土地を出資の目的として出資する場合において,国立大学法人等が当該土地の全部又は一部を譲渡し たときは,当該譲渡により生じ た収入の範囲内で文部科学大臣が定める基準により算定した額に相当する金額を独立行政法人国立大 学財務・経営センターに納付すべき旨の条件を付することが できる。
5 国立大学法人等は,第二項又は第三項の規定による政府の出資があったときは,その出資額により資本金を増加するものとする。 6 政府が出資の目的とする土地等の価額は,出資の日現在における時価を基準として評価委員が評価した価額とする。
7 前項の評価委員その他評価に関し必要な事項は,政令で定める。
8 国立大学法人等は,準用通則法第四十八条第一項本文に規定する重要な財産のうち,文部科学大臣が定める財産を譲渡したとき は,当該譲渡した財産に係る部 分として文部科学大臣が定める金額については,当該国立大学法人等に対する政府からの出資はなかっ たものとし,当該国立大学法人等は,その額により資本金 を減少するものとする。
(名称の使用制限)
第八条 国立大学法人又は大学共同利用機関法人でない者は,その名称中に,それぞれ国立大学法人又は大学共同利用機関法人とい う文字を用いてはならない。
第二節 国立大学法人評価委員会
第九条 文部科学省に,国立大学法人等に関する事務を処理させるため,国立大学法人評価委員会(以下「評価委員会」という。)を 置く。
2 評価委員会は,次に掲げる事務をつかさどる。
一 国立大学法人等の業務の実績に関する評価に関すること。
二 その他この法律によりその権限に属させられた事項を処理すること。
3 前項に定めるもののほか,評価委員会の組織,所掌事務及び委員その他の職員その他評価委員会に関し必要な事項については, 政令で定める。
第二章 組織及び業務 第一節 国立大学法人 第一款 役員及び職員
(役員)
第十条 各国立大学法人に,役員として,その長である学長及び監事二人を置く。
2 各国立大学法人に,役員として,それぞれ別表第一の第四欄に定める員数以内の理事を置く。
(役員の職務及び権限)
第十一条 学長は,学校教育法(昭和二十二年法律第二十六号)第五十八条第三項に規定する職務を行うとともに,国立大学法人を 代表し,その業務を総理する。
2 学長は,次の事項について決定をしようとするときは,学長及び理事で構成する会議(第五号において「役員会」という。)の 議を経なければならない。
一 中期目標についての意見(国立大学法人等が第三十条第三項の規定により文部科学大臣に対し述べる意見をいう。以下同じ。)及 び年度計画に関する事項
二 この法律により文部科学大臣の認可又は承認を受けなければならない事項 三 予算の作成及び執行並びに決算に関する事項
四 当該国立大学,学部,学科その他の重要な組織の設置又は廃止に関する事項 五 その他役員会が定める重要事項
3 理事は,学長の定めるところにより,学長を補佐して国立大学法人の業務を掌理し,学長に事故があるときはその職務を代理し, 学長が欠員のときはその職務を行う。
4 監事は,国立大学法人の業務を監査する。
5 監事は,監査の結果に基づき,必要があると認めるときは,学長又は文部科学大臣に意見を提出することができる。
(役員の任命)
第十二条 学長の任命は,国立大学法人の申出に基づいて,文部科学大臣が行う。
2 前項の申出は,第一号に掲げる委員及び第二号に掲げる委員各同数をもって構成する会議(以下「学長選考会議」という。)の 選考により行うものとする。
一 第二十条第二項第三号に掲げる者の中から同条第一項に規定する経営協議会において選出された者
二 第二十一条第二項第三号又は第四号に掲げる者の中から同条第一項に規定する教育研究評議会において選出された者
3 前項各号に掲げる者のほか,学長選考会議の定めるところにより,学長又は理事を学長選考会議の委員に加えることができる。 ただし,その数は,学長選考会議の委員の総数の三分の一を超えてはならない。
4 学長選考会議に議長を置き,委員の互選によってこれを定める。 5 議長は,学長選考会議を主宰する。
6 この条に定めるもののほか,学長選考会議の議事の手続その他学長選考会議に関し必要な事項は,議長が学長選考会議に諮って 定める。
7 第二項に規定する学長の選考は,人格が高潔で,学識が優れ,かつ,大学における教育研究活動を適切かつ効果的に運営するこ とができる能力を有する者のうちから行わなければならない。
8 監事は,文部科学大臣が任命する。
第十三条 理事は,前条第七項に規定する者のうちから,学長が任命する。
2 学長は,前項の規定により理事を任命したときは,遅滞なく,文部科学大臣に届け出るとともに,これを公表しなければならな い。
第十四条 学長又は文部科学大臣は,それぞれ理事又は監事を任命するに当たっては,その任命の際現に当該国立大学法人の役員又 は職員でない者が含まれるようにしなければならない。
(役員の任期)
第十五条 学長の任期は,二年以上六年を超えない範囲内において,学長選考会議の議を経て,各国立大学法人の規則で定める。 2 理事の任期は,六年を超えない範囲内で,学長が定める。ただし,理事の任期の末日は,当該理事を任命する学長の任期の末日 以前でなければならない。
3 監事の任期は,二年とする。ただし,補欠の監事の任期は,前任者の残任期間とする。
4 役員は,再任されることができる。この場合において,当該役員がその最初の任命の際現に当該国立大学法人の役員又は職員で なかったときの前条の規定の適用については,その再任の際現に当該国立大学法人の役員又は職員でない者とみなす。
(役員の欠格条項)
第十六条 政府又は地方公共団体の職員(非常勤の者を除く。)は,役員となることができない。
2 前項の規定にかかわらず,教育公務員で政令で定める者は,非常勤の理事又は監事となることができる。
(役員の解任)
第十七条 文部科学大臣又は学長は,それぞれその任命に係る役員が前条の規定により役員となることができない者に該当するに至っ たときは,その役員を解任しなければならない。
2 文部科学大臣又は学長は,それぞれその任命に係る役員が次の各号のいずれかに該当するとき,その他役員たるに適しないと認 めるときは,その役員を解任することができる。
一 心身の故障のため職務の遂行に堪えないと認められるとき。 二 職務上の義務違反があるとき。
3 前項に規定するもののほか,文部科学大臣又は学長は,それぞれその任命に係る役員(監事を除く。)の職務の執行が適当でな いため当該国立大学法人の業務 の実績が悪化した場合であって,その役員に引き続き当該職務を行わせることが適当でないと認める ときは,その役員を解任することができる。
4 前二項の規定により文部科学大臣が行う学長の解任は,当該国立大学法人の学長選考会議の申出により行うものとする。 5 学長は,第一項から第三項までの規定により理事を解任したときは,遅滞なく,文部科学大臣に届け出るとともに,これを公表 しなければならない。
(役員及び職員の秘密保持義務)
第十八条 国立大学法人の役員及び職員は,職務上知ることのできた秘密を漏らしてはならない。その職を退いた後も,同様とする。
(役員及び職員の地位)
第十九条 国立大学法人の役員及び職員は,刑法(明治四十年法律第四十五号)その他の罰則の適用については,法令により公務に 従事する職員とみなす。
第二款 経営協議会等
(経営協議会)
第二十条 国立大学法人に,国立大学法人の経営に関する重要事項を審議する機関として,経営協議会を置く。 2 経営協議会は,次に掲げる委員で組織する。
一 学長
二 学長が指名する理事及び職員
三 当該国立大学法人の役員又は職員以外の者で大学に関し広くかつ高い識見を有するもののうちから,次条第一項に規定する教育 研究評議会の意見を聴いて学長が任命するもの
3 前項第三号の委員の数は,経営協議会の委員の総数の二分の一以上でなければならない。 4 経営協議会は,次に掲げる事項を審議する。
一 中期目標についての意見に関する事項のうち,国立大学法人の経営に関するもの 二 中期計画及び年度計画に関する事項のうち,国立大学法人の経営に関するもの
三 学則(国立大学法人の経営に関する部分に限る。),会計規程,役員に対する報酬及び退職手当の支給の基準,職員の給与及び退 職手当の支給の基準その他の経営に係る重要な規則の制定又は改廃に関する事項
四 予算の作成及び執行並びに決算に関する事項
五 組織及び運営の状況について自ら行う点検及び評価に関する事項 六 その他国立大学法人の経営に関する重要事項
5 経営協議会に議長を置き,学長をもって充てる。 6 議長は,経営協議会を主宰する。
(教育研究評議会)
第二十一条 国立大学法人に,国立大学の教育研究に関する重要事項を審議する機関として,教育研究評議会を置く。 2 教育研究評議会は,次に掲げる評議員で組織する。
一 学長
二 学長が指名する理事
三 学部,研究科,大学附置の研究所その他の教育研究上の重要な組織の長のうち,教育研究評議会が定める者 四 その他教育研究評議会が定めるところにより学長が指名する職員
3 教育研究評議会は,次に掲げる事項について審議する。
一 中期目標についての意見に関する事項(前条第四項第一号に掲げる事項を除く。) 二 中期計画及び年度計画に関する事項(前条第四項第二号に掲げる事項を除く。)
三 学則(国立大学法人の経営に関する部分を除く。)その他の教育研究に係る重要な規則の制定又は改廃に関する事項 四 教員人事に関する事項
五 教育課程の編成に関する方針に係る事項
六 学生の円滑な修学等を支援するために必要な助言,指導その他の援助に関する事項
七 学生の入学,卒業又は課程の修了その他学生の在籍に関する方針及び学位の授与に関する方針に係る事項 八 教育及び研究の状況について自ら行う点検及び評価に関する事項
九 その他国立大学の教育研究に関する重要事項 4 教育研究評議会に議長を置き,学長をもって充てる。 5 議長は,教育研究評議会を主宰する。
第三款 業務等
(業務の範囲等)
第二十二条 国立大学法人は,次の業務を行う。 一 国立大学を設置し,これを運営すること。
二 学生に対し,修学,進路選択及び心身の健康等に関する相談その他の援助を行うこと。
三 当該国立大学法人以外の者から委託を受け,又はこれと共同して行う研究の実施その他の当該国立大学法人以外の者との連携に よる教育研究活動を行うこと。
四 公開講座の開設その他の学生以外の者に対する学習の機会を提供すること。 五 当該国立大学における研究の成果を普及し,及びその活用を促進すること。
六 当該国立大学における技術に関する研究の成果の活用を促進する事業であって政令で定めるものを実施する者に出資すること。 七 前各号の業務に附帯する業務を行うこと。
2 国立大学法人は,前項第六号に掲げる業務を行おうとするときは,文部科学大臣の認可を受けなければならない。 3 文部科学大臣は,前項の認可をしようとするときは,あらかじめ,評価委員会の意見を聴かなければならない。
4 国立大学及び次条の規定により国立大学に附属して設置される学校の授業料その他の費用に関し必要な事項は,文部科学省令で 定める。
(大学附属の学校)
第二十三条 国立大学に,文部科学省令で定めるところにより,小学校,中学校,高等学校,中等教育学校,盲学校,聾学校,養護 学校,幼稚園又は専修学校を附属させて設置することができる。
第二節 大学共同利用機関法人 第一款 役員及び職員
(役員)
第二十四条 各大学共同利用機関法人に,役員として,その長である機構長及び監事二人を置く。 2 各大学共同利用機関法人に,役員として,それぞれ別表第二の第四欄に定める員数以内の理事を置く。
(役員の職務及び権限)
第二十五条 機構長は,大学共同利用機関法人を代表し,その業務を総理する。
2 機構長は,次の事項について決定をしようとするときは,機構長及び理事で構成する会議(第五号において「役員会」という。) の議を経なければならない。
一 中期目標についての意見及び年度計画に関する事項
二 この法律により文部科学大臣の認可又は承認を受けなければならない事項 三 予算の作成及び執行並びに決算に関する事項
四 当該大学共同利用機関その他の重要な組織の設置又は廃止に関する事項 五 その他役員会が定める重要事項
3 理事は,機構長の定めるところにより,機構長を補佐して大学共同利用機関法人の業務を掌理し,機構長に事故があるときはそ の職務を代理し,機構長が欠員のときはその職務を行う。
4 監事は,大学共同利用機関法人の業務を監査する。
5 監事は,監査の結果に基づき,必要があると認めるときは,機構長又は文部科学大臣に意見を提出することができる。
(国立大学法人の役員及び職員に関する規定の準用)
第 二十六条 第十二条から第十九条までの規定は,大学共同利用機関法人の役員及び職員について準用する。この場合において,こ れらの規定中「学長」とあるの は「機構長」と,「国立大学法人」とあるのは「大学共同利用機関法人」と,「学長選考会議」とある のは「機構長選考会議」と読み替えるほか,第十二条第二 項第一号中「第二十条第二項第三号」とあるのは「第二十七条第二項第三 号」と,同項第二号中「第二十一条第二項第三号又は第四号」とあるのは「第二十八条 第二項第三号から第五号まで」と,同条第七 項中「大学」とあるのは「大学共同利用機関」と読み替えるものとする。
第二款 経営協議会等
(経営協議会)
第二十七条 大学共同利用機関法人に,大学共同利用機関法人の経営に関する重要事項を審議する機関として,経営協議会を置く。 2 経営協議会は,次に掲げる委員で組織する。
一 機構長
二 機構長が指名する理事及び職員
三 当該大学共同利用機関法人の役員又は職員以外の者で大学共同利用機関に関し広くかつ高い識見を有するもののうちから,次条 第一項に規定する教育研究評議会の意見を聴いて機構長が任命するもの
3 前項第三号の委員の数は,経営協議会の委員の総数の二分の一以上でなければならない。 4 経営協議会は,次に掲げる事項を審議する。
一 中期目標についての意見に関する事項のうち,大学共同利用機関法人の経営に関するもの 二 中期計画及び年度計画に関する事項のうち,大学共同利用機関法人の経営に関するもの
三 会計規程,役員に対する報酬及び退職手当の支給の基準,職員の給与及び退職手当の支給の基準その他の経営に係る重要な規則 の制定又は改廃に関する事項
四 予算の作成及び執行並びに決算に関する事項
五 組織及び運営の状況について自ら行う点検及び評価に関する事項 六 その他大学共同利用機関法人の経営に関する重要事項
5 経営協議会に議長を置き,機構長をもって充てる。 6 議長は,経営協議会を主宰する。
(教育研究評議会)
第二十八条 大学共同利用機関法人に,大学共同利用機関の教育研究に関する重要事項を審議する機関として,教育研究評議会を置 く。
2 教育研究評議会は,次に掲げる評議員で組織する。 一 機構長
二 機構長が指名する理事 三 大学共同利用機関の長
四 その他教育研究評議会が定めるところにより機構長が指名する職員
五 当該大学共同利用機関法人の役員及び職員以外の者で当該大学共同利用機関の行う研究と同一の研究に従事するもの(前条第二 項第三号に掲げる者を除く。)のうちから教育研究評議会が定めるところにより機構長が任命するもの
3 教育研究評議会は,次に掲げる事項について審議する。
一 中期目標についての意見に関する事項(前条第四項第一号に掲げる事項を除く。) 二 中期計画及び年度計画に関する事項(前条第四項第二号に掲げる事項を除く。) 三 教育研究に係る重要な規則の制定又は改廃に関する事項
四 職員のうち,専ら研究又は教育に従事する者の人事に関する事項
五 共同研究計画の募集及び選定に関する方針並びに共同研究の実施に関する方針に係る事項 六 大学院における教育その他大学における教育への協力に関する事項
七 教育及び研究の状況について自ら行う点検及び評価に関する事項 八 その他大学共同利用機関の教育研究に関する重要事項
4 教育研究評議会に議長を置き,機構長をもって充てる。 5 議長は,教育研究評議会を主宰する。
第三款 業務等
(業務の範囲等)
第二十九条 大学共同利用機関法人は,次の業務を行う。 一 大学共同利用機関を設置し,これを運営すること。
二 大学共同利用機関の施設及び設備等を大学の教員その他の者で当該大学共同利用機関の行う研究と同一の研究に従事するものの 利用に供すること。
三 大学の要請に応じ,大学院における教育その他その大学における教育に協力すること。
四 当該大学共同利用機関における研究の成果(第二号の規定による大学共同利用機関の施設及び設備等の利用に係る研究の成果を 含む。次号において同じ。)を普及し,及びその活用を促進すること。
五 当該大学共同利用機関における技術に関する研究の成果の活用を促進する事業であって政令で定めるものを実施する者に出資す ること。
六 前各号の業務に附帯する業務を行うこと。
2 大学共同利用機関法人は,前項第五号に掲げる業務を行おうとするときは,文部科学大臣の認可を受けなければならない。 3 文部科学大臣は,前項の認可をしようとするときは,あらかじめ,評価委員会の意見を聴かなければならない。
第三章 中期目標等
(中期目標)
第三十条 文部科学大臣は,六年間において国立大学法人等が達成すべき業務運営に関する目標を中期目標として定め,これを当該 国立大学法人等に示すとともに,公表しなければならない。これを変更したときも,同様とする。
2 中期目標においては,次に掲げる事項について定めるものとする。 一 教育研究の質の向上に関する事項
二 業務運営の改善及び効率化に関する事項 三 財務内容の改善に関する事項
四 教育及び研究並びに組織及び運営の状況について自ら行う点検及び評価並びに当該状況に係る情報の提供に関する事項 五 その他業務運営に関する重要事項
3 文部科学大臣は,中期目標を定め,又はこれを変更しようとするときは,あらかじめ,国立大学法人等の意見を聴き,当該意見 に配慮するとともに,評価委員会の意見を聴かなければならない。
(中期計画)
第三十一条 国立大学法人等は,前条第一項の規定により中期目標を示されたときは,当該中期目標に基づき,文部科学省令で定め るところにより,当該中期目標 を達成するための計画を中期計画として作成し,文部科学大臣の認可を受けなければならない。これ を変更しようとするときも,同様とする。
2 中期計画においては,次に掲げる事項を定めるものとする。 一 教育研究の質の向上に関する目標を達成するためとるべき措置 二 業務運営の改善及び効率化に関する目標を達成するためとるべき措置 三 予算(人件費の見積りを含む。),収支計画及び資金計画
四 短期借入金の限度額
五 重要な財産を譲渡し,又は担保に供しようとするときは,その計画 六 剰余金の使途
七 その他文部科学省令で定める業務運営に関する事項
3 文部科学大臣は,第一項の認可をしようとするときは,あらかじめ,評価委員会の意見を聴かなければならない。
4 文部科学大臣は,第一項の認可をした中期計画が前条第二項各号に掲げる事項の適正かつ確実な実施上不適当となったと認める ときは,その中期計画を変更すべきことを命ずることができる。
5 国立大学法人等は,第一項の認可を受けたときは,遅滞なく,その中期計画を公表しなければならない。 第四章 財務及び会計
(積立金の処分)
第 三十二条 国立大学法人等は,中期目標の期間の最後の事業年度に係る準用通則法第四十四条第一項又は第二項の規定による整理 を行った後,同条第一項の規定 による積立金があるときは,その額に相当する金額のうち文部科学大臣の承認を受けた金額を,当該 中期目標の期間の次の中期目標の期間に係る前条第一項の認 可を受けた中期計画(同項後段の規定による変更の認可を受けたときは, その変更後のもの)の定めるところにより,当該次の中期目標の期間における第二十二 条第一項又は第二十九条第一項に規定する業 務の財源に充てることができる。
2 文部科学大臣は,前項の規定による承認をしようとするときは,あらかじめ,評価委員会の意見を聴かなければならない。 3 国立大学法人等は,第一項に規定する積立金の額に相当する金額から同項の規定による承認を受けた金額を控除してなお残余が あるときは,その残余の額を国庫に納付しなければならない。
4 前三項に定めるもののほか,納付金の納付の手続その他積立金の処分に関し必要な事項は,政令で定める。
(長期借入金及び債券)
第三十三条 国立大学法人等は,政令で定める土地の取得,施設の設置若しくは整備又は設備の設置に必要な費用に充てるため,文 部科学大臣の認可を受けて,長期借入金をし,又は当該国立大学法人等の名称を冠する債券(以下「債券」という。)を発行するこ とができる。
2 前項に規定するもののほか,国立大学法人等は,長期借入金又は債券で政令で定めるものの償還に充てるため,文部科学大臣の 認可を受けて,長期借入金をし,又は債券を発行することができる。ただし,その償還期間が政令で定める期間のものに限る。 3 文部科学大臣は,前二項の規定による認可をしようとするときは,あらかじめ,評価委員会の意見を聴かなければならない。 4 第一項又は第二項の規定による債券の債権者は,当該債券を発行した国立大学法人等の財産について他の債権者に先立って自己 の債権の弁済を受ける権利を有する。
5 前項の先取特権の順位は,民法(明治二十九年法律第八十九号)の規定による一般の先取特権に次ぐものとする。
6 国立大学法人等は,文部科学大臣の認可を受けて,債券の発行に関する事務の全部又は一部を銀行又は信託会社に委託すること ができる。
7 商法(明治三十二年法律第四十八号)第三百九条,第三百十条及び第三百十一条の規定は,前項の規定により委託を受けた銀行 又は信託会社について準用する。
8 前各項に定めるもののほか,第一項又は第二項の規定による長期借入金又は債券に関し必要な事項は,政令で定める。
(償還計画)
第三十四条 前条第一項又は第二項の規定により,長期借入金をし,又は債券を発行する国立大学法人等は,毎事業年度,長期借入 金及び債券の償還計画を立てて,文部科学大臣の認可を受けなければならない。
2 文部科学大臣は,前項の規定による認可をしようとするときは,あらかじめ,評価委員会の意見を聴かなければならない。 第五章 雑則
(独立行政法人通則法の規定の準用)
第 三十五条 独立行政法人通則法第三条,第七条第二項,第八条第一項,第九条,第十一条,第十四条から第十七条まで,第二十四 条から第二十六条まで,第二十 八条,第三十一条から第五十条まで,第五十二条,第五十三条,第六十一条及び第六十三条から第六 十六条までの規定は,国立大学法人等について準用する。こ の場合において,これらの規定中「主務大臣」とあるのは「文部科学大 臣」と,「主務省令」とあるのは「文部科学省令」と,「評価委員会」とあり,及び「当 該評価委員会」とあるのは「国立大学法人評 価委員会」と読み替えるほか,次の表の上欄に掲げる同法の規定中同表の中欄に掲げる字句は,それぞれ同表の下欄 に掲げる字句に 読み替えるものとする。
(表、省略)
(財務大臣との協議)
第三十六条 文部科学大臣は,次の場合には,財務大臣に協議しなければならない。
一 第七条第四項の規定により基準を定めようとするとき,又は同条第八項の規定により金額を定めようとするとき。
二 第二十二条第二項,第二十九条第二項,第三十一条第一項,第三十三条第一項,第二項若しくは第六項若しくは第三十四条第一 項又は準用通則法第四十五条第一項ただし書若しくは第二項ただし書若しくは準用通則法第四十八条第一項の規定による認可をしよ うとするとき。
三 第三十条第一項の規定により中期目標を定め,又は変更しようとするとき。
四 第三十二条第一項又は準用通則法第四十四条第三項の規定による承認をしようとするとき。 五 準用通則法第四十七条第一号又は第二号の規定による指定をしようとするとき。
(他の法令の準用)
第三十七条 教育基本法(昭和二十二年法律第二十五号)その他政令で定める法令については,政令で定めるところにより,国立大 学法人等を国とみなして,これらの法令を準用する。
2 博物館法(昭和二十六年法律第二百八十五号)その他政令で定める法令については,政令で定めるところにより,国立大学法人 等を独立行政法人通則法第二条第一項に規定する独立行政法人とみなして,これらの法令を準用する。
第六章 罰則 省略 附 則 省略 附則別表第一 一部のみ
旧設置法第九条の二第一項に規定する大学共同利用機関(以下「旧大学共同利用機関」という。)のうち,大学共同利用機関法人人 間文化研究機構の研究分野に関する研究を行う機関として政令で定めるもの
大学共同利用機関法人人間文化研究機構
旧大学共同利用機関のうち,大学共同利用機関法人自然科学研究機構の研究分野に関する研究を行う機関として政令で定めるもの 大学共同利用機関法人自然科学研究機構
旧大学共同利用機関のうち,大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構の研究分野に関する研究を行う機関として政令で定 めるもの
大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構
旧大学共同利用機関のうち,大学共同利用機関法人情報・システム研究機構の研究分野に関する研究を行う機関として政令で定める もの
大学共同利用機関法人情報・システム研究機構 附則別表第二 省略
附則別表第三 省略
別表第一 省略
別表第二 (第二条,第五条,第二十四条,附則第三条関係) 大学共同利用機関法人の名称
研 究 分 野
主たる事務所の所在地、理事の員数 大学共同利用機関法人人間文化研究機構
人間の文化活動並びに人間と社会及び自然との関係に関する研究 東京都、四
大学共同利用機関法人自然科学研究機構
天文学,物質科学,エネルギー科学,生命科学その他の自然科学に関する研究 東京都、五
大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構
高エネルギー加速器による素粒子,原子核並びに物質の構造及び機能に関する研究並びに高エネルギー加速器の性能の向上を図るた めの研究
茨城県、四
大学共同利用機関法人情報・システム研究機構
情報に関する科学の総合研究並びに当該研究を活用した自然及び社会における諸現象等の体系的な解明に関する研究 東京都、四
資料2 自然科学研究機構 機構憲章
自然の広く深い理解を目指す自然科学は、20世紀を通じて発展の速度を速め、人類の自然に関する理解は飛躍的に 深まった。科学の急速な進展に伴って自然科学諸分野の境界は流動的となり、学問の総合化と新たな分野の創造が重 要性を増している。
一方、21世紀の科学は、人類がその活動の拡大により直面するに至った複雑多様な課題への対応を迫られている。自 然科学に携わる者には、高い問題意識を持ってこれらの課題に向き合い、豊かで永続的な人類社会の構築に貢献する ことが求められる。
学問の発展は本来、研究者の自由な発想と自律性を基本として達成されるものである。研究者が互いの創造的研究 を尊重し、分野を超えて闊達に発言し協力してゆくことによって、社会に貢献しうる新たな学問の創出が可能となる であろう。
我々は、この理念に基づき、宇宙、物質、エネルギー、生命など広範な自然科学分野の研究を担う大学共同利用機 関の連携と共同により、自然の理解を一層深め、社会の発展に寄与してゆくことを目指して、本憲章を制定するもの である。
1)本機構は、自然科学の多様な分野にわたる大学共同利用機関の連合体である。 2)本機構は、広範な自然の解明に取り組む。
3)本機構は、研究者の自由な発想と自律性を必須の基盤とし、新たな学問分野の開拓に努める。 4)本機構の活動は、構成機関における創造的学術研究をその基本とする。
5)本機構の構成機関は、互いの研究を尊重し対等の立場で機構運営に参画する。
6)本機構の構成機関は、大学共同利用機関として各々の分野の研究者共同体に貢献する。 7)本機構は、大学院教育に積極的に参画し、次世代の優れた人材を育成する。
8)本機構は、機構外の研究組織との連携に努め、我が国における学術研究の強化に取り組む。 9)本機構は、社会と連携し、外部に開かれた国際的研究組織として活動する。
資料3 自然科学研究機構創設準備に関する会議等開催状況
○創設準備委員会(分子研委員:茅所長、小杉教授)
第 1回 14 年 7 月 1 日(月) 15:30 八重洲ターミナルホテル(東京) 第 2回 14 年 7 月 22 日(月) 13:30 名鉄ニューグランドホテル(名古屋) 第 3回 14 年 8 月 14 日(水) 13:30 名鉄ニューグランドホテル(名古屋) 第 4回 14 年 8 月 28 日(水) 14:30 国立天文台(東京三鷹)
第 5回 14 年 9 月 21 日(土) 11:00 岡崎機構(岡崎) 第 6回 14 年10 月 2 日(水) 11:00 核融合科学研究所(土岐) 第 7回 14 年10 月 22 日(火) 14:00 岡崎機構(岡崎)
第 8回 14 年11 月 8 日(金) 13:00 東京ガーデンパレス(東京) 第 9回 14 年11 月 29 日(金) 13:00 学術総合センター(東京) 第10回 14 年12 月 14 日(土) 13:00 名古屋都市センター(名古屋) 第11回 15 年 1 月 16 日(木) 13:30 学術総合センター(東京) 第12回 15 年 2 月 7 日(金) 13:30 名古屋都市センター(名古屋) 第13回 15 年 1 月 24 日(月) 13:00 国立天文台(東京三鷹) 第14回 15 年 3 月 4 日(火) 16:30 東海大学校友会館(東京) 第15回 15 年 3 月 27 日(木) 13:00 メルパルク名古屋(名古屋) 第16回 15 年 4 月 11 日(金) 13:00 KKRホテル東京(東京) 第17回 15 年 4 月 21 日(月) 13:00 金山プラザホテル(名古屋) 第18回 15 年 5 月 14 日(水) 14:00 東海大学校友会館(東京) 第19回 15 年 5 月 20 日(火) 13:00 金山プラザホテル(名古屋) 第20回 15 年 6 月 18 日(水) 11:00 核融合科学研究所(土岐) 第21回 15 年 6 月 27 日(金) 11:00 学士会館(東京) 第22回 15 年 7 月 16 日(水) 11:00 岡崎機構(岡崎) 第23回 15 年 8 月 7 日(木) 9:30 学術総合センター(東京) 第24回 15 年 8 月 25 日(月) 13:00 ルブラ王山(名古屋) 第25回 15 年 9 月 12 日(金) 13:30 名古屋都市センター(名古屋) 第26回 15 年 9 月 29 日(月) 13:30 学士会館(東京)
第27回 15 年10 月 20 日(月) 15:30 岡崎機構(岡崎)
第28回 15 年11 月 5 日(水) 13:30 名古屋都市センター(名古屋) 第29回 15 年11 月 20 日(水) 13:30 砂防会館(東京)
第30回 15 年12 月 3 日(水) 13:30 名古屋都市センター(名古屋) 第31回 15 年12 月 22 日(月) 13:30 KKRホテル東京(東京)
第32回 16 年 1 月 15 日(木) 13:30 名鉄ニューグランドホテル(名古屋) 第33回 16 年 2 月 10 日(火) 13:30 KKRホテル名古屋(名古屋) 第34回 16 年 3 月 8 日(月) 13:30 KKRホテル名古屋(名古屋) 第35回 16 年 3 月 31 日(水) 16:00 自然機構東京連絡所(東京)
○人事制度分科会(分子研委員:中村教授(14年度)、薬師教授(15年度)) 第 1回 14 年 8 月 14 日(水) 10:30 名古屋ガーデンパレス(名古屋) 第 2回 14 年 9 月 21 日(土) 9:00 岡崎機構(岡崎)
第 3回 14 年10 月 2 日(水) 9:30 核融合科学研究所(土岐) 第 4回 14 年10 月 22 日(火) 11:00 岡崎機構(岡崎)
第 5回 14 年11 月 8 日(金) 16:00 東京ガーデンパレス(東京) 第 6回 14 年11 月 29 日(金) 10:30 学術総合センター(東京) 第 7回 15 年 1 月 16 日(木) 10:30 学術総合センター(東京) 第 8回 15 年 2 月 7 日(金) 10:30 名古屋都市センター(名古屋) 第 9回 15 年 2 月 24 日(月) 10:30 国立天文台(東京三鷹) 第10回 15 年 3 月 4 日(火) 13:00 東海大学校友会館(東京) 第11回 15 年 3 月 27 日(木) 9:00 メルパルク名古屋(名古屋) 第12回 15 年 4 月 11 日(金) 9:00 KKRホテル東京(東京) 第13回 15 年 4 月 21 日(月) 9:00 金山プラザホテル(名古屋) 第14回 15 年 5 月 14 日(水) 10:30 東海大学校友会館(東京) 第15回 15 年 6 月 4 日(水) 14:30 金山プラザホテル(名古屋) 第16回 15 年 6 月 27 日(金) 15:00 学術総合センター(東京) 第17回 15 年 7 月 16 日(水) 9:00 岡崎機構(岡崎) 第18回 15 年 8 月 7 日(木) 13:30 学術総合センター(東京) 第19回 15 年 9 月 12 日(金) 10:30 名古屋都市センター(名古屋) 第20回 15 年10 月 14 日(火) 14:00 金山プラザホテル(名古屋) 第21回 15 年11 月 5 日(水) 9:30 名古屋都市センター(名古屋) 第22回 15 年11 月 18 日(火) 14:00 金山プラザホテル(名古屋) 第23回 15 年12 月 3 日(水) 9:30 名古屋都市センター(名古屋) 第24回 15 年12 月 22 日(水) 10:00 KKRホテル東京 (東京)
第25回 16 年 1 月 15 日(木) 9:30 名鉄ニューグランドホテル(名古屋) 第26回 16 年 2 月 10 日(火) 10:00 KKRホテル名古屋(名古屋) 第27回 16 年 3 月 3 日(水) 14:00 学術総合センター(東京)
○中期目標・計画分科会(分子研委員:小杉教授)
第 1回 14 年 7 月 12 日(金) 10:00 名鉄ニューグランドホテル(名古屋) 第 2回 14 年 8 月 5 日(月) 13:30 愛知厚生年金会館(名古屋) 第 3回 14 年 8 月 28 日(水) 11:00 国立天文台(東京三鷹) 第 4回 14 年 9 月 19 日(木) 16:30 グランドアーク半蔵門(東京)
第 5回 14 年 10 月 10 日(木) 10:00 KKRホテル東京(東京) 第 6回 14 年 11 月 1 日(金) 14:00 岡崎機構(岡崎)
第 7回 14 年 12 月 14 日(土) 10:30 名古屋都市センター(名古屋) 第 8回 15 年 1 月 11 日(土) 15:00 安保ホール(名古屋) 第 9回 15 年 2 月 6 日(木) 16:00 金山プラザホテル(名古屋) 第10回 15 年 2 月 24 日(月) 9:00 国立天文台(東京三鷹) 第11回 15 年 3 月 15 日(土) 10:30 東京グリーンパレス(東京) 第12回 15 年 4 月 3 日(木) 14:00 名古屋都市センター(名古屋) 第13回 15 年 4 月 17 日(木) 14:00 金山プラザホテル(名古屋) 第14回 15 年 5 月 14 日(水) 13:00 東海大学校友会館(東京) 第15回 15 年 5 月 27 日(火) 14:00 KKR名古屋(名古屋) 第16回 15 年 7 月 16 日(水) 9:00 岡崎機構(岡崎) 第17回 15 年 7 月 31 日(木) 10:30 学術総合センター(東京) 第18回 15 年 8 月 22 日(金) 15:00 学術総合センター(東京) 第19回 15 年 9 月 4 日(木) 10:30 TV会議(V iew S tation) 第20回 15 年 9 月 19 日(金) 17:00 TV会議(V iew S tation) 第21回 15 年 10 月 9 日(木) 13:00 TV会議(V iew S tation) 第22回 15 年 11 月 28 日(金) 17:00 TV会議(V iew S tation) 第23回 15 年 12 月 3 日(水) 17:30 TV会議(V iew S tation) 第24回 15 年 12 月 22 日(月) 17:00 学士会館(東京)
第25回 16 年 3 月 8 日(月) 11:00 KKRホテル名古屋(名古屋) 第26回 16 年 3 月 19 日(金) 10:00 TV会議(V iew S tation) 第27回 16 年 3 月 30 日(火) 13:00 TV会議(V iew S tation)
○事務担当者会議 14 年 7 月 10 日∼ 16 年 1 月 22 日 全15回開催
○財務会計部会 14 年 7 月 22 日∼ 15 年 3 月 13 日 全10回開催
○連携WG(分子研委員:西教授、横山教授)
第 1回 16 年 2 月 3 日(火) 14:00 名鉄グランドホテル(名古屋)
第 2回 16 年 2 月 23 日(月) 14:00 ホテルアソシア名古屋ターミナル(名古屋)
○法人化準備委員会(自然科学研究機構検討委員会) (分子研委員:土屋評議員、西川運営協議員、小杉教授) (その他:茅所長、中村教授)
第 1回 15 年 6 月 6 日(金) 13:30 学術総合センター(東京) 第 2回 15 年 7 月 31 日(木) 13:30 学術総合センター(東京) 第 3回 15 年 9 月 8 日(月) 14:00 学術総合センター(東京) 第 4回 15 年 9 月 29 日(月) 10:00 学術総合センター(東京) 第 5回 15 年 10 月 27 日(月) 9:30 学術総合センター(東京) 第 6回 16 年 3 月 3 日(水) 10:30 学術総合センター(東京)
資料4 大学共同利用機関法人自然科学研究機構中期目標
(平成16年4月1日∼平成22年3月31日)
(前文)研究機構の基本的な目標
国立大学法人法第30条の規定により,大学共同利用機関法人自然科学研究機構(以下「本機構」という。)が達成すべき業務運営 の目標を定める。
大学共同利用機関法人である自然科学研究機構は,天文学,物質科学,エネルギー科学,生命科学等,自然科学分野の拠点的研究 機関として,先端的・学際的領域の学術研究を行い,大学共同利用機関としての責任を果たすとともに,自然科学分野における学術 研究成果の世界への発信拠点としての機能を果たす。
大学の要請に基づいて特色ある大学院教育を推進するとともに,若手研究者の育成に努める。
適切な自己点検や外部評価を行い,学術の基礎をなす基盤的研究に加え,先進的装置の開発研究等のプロジェクト的研究,自然科 学分野の関連する研究組織間の連携による学際的研究の推進を図る。
これらの基本的な役割を果たすため,本機構の中期目標は以下のとおりとする。
I 中期目標の期間
平成16年4月1日から平成22年3月31日までの6年間とする。
II 研究機構の教育研究等の質の向上に関する目標 1 研究に関する目標
(1)研究水準及び研究の成果等に関する目標
本機構は,宇宙,物質,エネルギー,生命等に関わる自然科学諸分野の学術研究を積極的に推進する。 複数の基礎学術分野の連携によって新たな学術分野の創成を目指す。
天文学及びその関連分野では,大型観測装置等を用いて,高水準の研究成果を達成するとともに,理論的研究,先端的観測装置等 の開発研究並びに必要な事業を行う。
また,天象観測並びに暦書編製,中央標準時の決定及び現示並びに時計の検定に関する事務を行う。 国立天文台は,米国に設置されたハワイ観測所においても業務運営を円滑に実施する。
エネルギー科学分野,とりわけ核融合科学分野では,我が国における核融合科学研究の中枢機関として,大学や研究機関と共に核 融合科学及び関連理工学の発展を図る。環境安全性に優れた制御熱核融合の実現に向けて,大型の実験装置や計算機を用いた共同研 究から,国際協力による核融合燃焼実験への支援までを含む日本全体の当該研究を推進する。
基礎生物学分野では,生物現象の基本原理に関する総合的研究を行い,卓越した研究拠点として基礎生物学分野の発展に寄与する。 生理学(医科学,基礎医学)分野では,分子,細胞,個体等のレベルの研究とそれらの統合により,脳神経系を中心とするヒト及 び動物の生体の機能とメカニズム及びその病態の理解の発展に寄与する。
分子科学分野では,物質・材料の基本となる分子及び分子集合体の構造,機能,反応に関して,原子及び電子のレベルにおいて究 明することにより,化学現象の一般的法則を構築し,新たな現象や機能を予測,実現する。
(2)研究実施体制等の整備に関する目標
先端的で創造的な学術研究を持続的に可能とする研究体制を構築する。また十分な研究支援体制の確保に努める。
研究水準を向上させるため,外部評価を定期的に行い,その結果に基づき,研究者の適切な再配置と研究環境の改善を行う。 知的財産の創出,取得,管理,活用に関する体制を整備する。
2 共同利用等に関する目標
(1)共同利用等の内容・水準に関する目標
本機構は,各専門分野に関して研究活動の充実を図るとともに,国内外の研究者との共同利用・共同研究を一層推進する。
① 大学の当該分野の中核的組織として,各種情報の提供,ネットワークの要としての役割を果たす。
② 研究者コミュニティに開かれた体制の下に資源配分を行い,様々な研究情報を提供して,共同利用・共同研究の活性化を図る。
③ 国際的レベルの研究水準を維持し,先端的研究・開発を達成する。
④ 高速ネットワークを利用した共同研究の実施について積極的に検討を行う。
⑤ 国立天文台は,米国に設置されたハワイ観測所においても,共同利用を円滑に実施する。
(2)共同利用等の実施体制等に関する目標
大学共同利用機関として適切な共同利用施設を設置し,研究資源の提供を行い,所内外,国内外の研究者の共同利用に広く供する とともに,共同利用研究者,学識経験者の参加を得て,施設の人員配置,設備整備等を見直し,適切な運営に当たる。
① 共同利用・共同研究に携る研究者・技術者の養成や,研究グループの育成に努める。
② 共同利用・共同研究の活動や成果を内外に発信するための体制を構築する。
③ 共同利用・共同研究に関して,より良い形態を求めるための評価並びにフィードバックシステムを構築する。 3 教育に関する目標
(1)大学院への教育協力に関する目標
大学における大学院教育に携わり,大学院生に対し,本機構内研究者による高度で先端的な研究指導を行い,本機構が整備・維持 管理する各種研究装置を活用し,高度な研究者や職業人の育成に努める。
広く大学院生を受入れ,我が国の自然科学及び関連分野の広範な発展に努める。 総合研究大学院大学との緊密な連携・協力により大学院教育を行う。
(2)人材養成に関する目標
研究拠点として各種ポストドクトラル・フェローシップを設計し,若手研究者の育成に積極的に努める。 4 その他の目標
(1)社会との連携,国際交流等に関する目標
研究成果を社会に公表し,共同研究や受託研究等,社会との連携を推進する。 社会に対して自然科学に対する理解を深める活動を行う。
我が国の代表的な自然科学分野の学術機関として,学術の発展のため国際交流に積極的に努める。
(2)その他
自然科学における各専門分野の情報発信の拠点を形成する。
III 業務運営の改善及び効率化に関する目標 1 運営体制の改善に関する目標
① 機構長及び研究所長がリーダーシップを発揮できる体制を整備する。
② 外部有識者を含めて機構内部で,組織・運営,研究・事業について評価を実施し,本機構の業務運営の改善及び効率化に反映さ せる体制を整備する。
③ 戦略的な資源配分や研究環境の整備に努め,研究成果の一層の向上を目指す。
④ 技術職員,事務職員の専門性等の向上を目指す。 2 研究組織の見直しに関する目標
外部評価を踏まえ,本機構の多様な研究組織を見直し,機動的かつ柔軟なものとする。 3 人事の適正化に関する目標
柔軟かつ多様な人事システムの構築を促進する。 4 事務等の効率化・合理化に関する目標
情報化や外部委託を含め,業務及び組織体制の見直しを行い,効率的で合理的な事務処理体制を整備する。
IV 財務内容の改善に関する目標
1 外部研究資金その他の自己収入の増加に関する目標
外部研究資金その他の自己収入の増加に努めると共に,各事業年度の収支計画を作成し,当該収支計画に沿った効率的な運営に努 める。
2 経費の抑制に関する目標
適切な財務内容の実現を図るため,合理的な管理及び計画的,かつ,効率的な予算執行を行う。 3 資産の運用管理の改善に関する目標
資産については,その種類に応じて効果的効率的な運用管理を行う。
V 自己点検・評価及び当該状況に係る情報の提供に関する目標 1 評価の充実に関する目標
自己点検及び外部評価を実施し,それらの結果を適切な形で公表して社会への説明責任の一端を果たすと共に,評価結果を機構運 営の改善に反映させる。
2 広報及び情報公開等の推進に関する目標
① 国民に開かれた研究機構として,研究成果等の広報活動,運営諸規則及び施設の公開等を実施し,積極的に国民や研究者に対し て情報の発信を行う。
② 国民に対して自然科学に関する正しい知識や情報を広く迅速に提供し,我が国の知的基盤の向上を図る。
③ 国民に対しての信頼性を高め,職員の規律を図る。
V I その他業務運営に関する重要目標 1 施設設備の整備・活用等に関する目標
施設設備の整備・利用状況等を点検し,研究スペースの利用の適性化を図るとともに,施設整備に関する長期計画を策定し,計画 的な施設管理・整備を図る。
共同研究に対する研究環境を整備する。 2 安全管理に関する目標
労働安全衛生法等,各種法令等に適合した安全管理・事故防止に努める。
資料5 大学共同利用機関法人自然科学研究機構中期計画(V I 以降を省略)
(平成16年4月1日∼平成22年3月31日)
I 研究機構の教育研究等の質の向上に関する目標を達成するためにとるべき措置 1 研究に関する目標を達成するための措置
(1)研究水準及び研究の成果等に関する目標を達成するための措置
大学共同利用機関法人自然科学研究機構(以下「本機構」という。)は,天文学,物質科学,エネルギー科学,生命科学等,自然 科学分野(以下「各分野」という。)における研究所等の役割と機能を充実させる。
また,統合バイオサイエンスセンターにおける研究の推進など,研究所間の連携による新たな分野形成の可能性を検討する。 国際専門誌上や国内外の学会,討論会等で研究成果を積極的に公表する。
研究所等に研究所長等の諮問機関として所外研究者を含む運営会議を置き,共同研究計画に関する事項,研究者人事等に関する事 項及びその他機関の運営に関する重要事項で研究所長等が必要とするものについて諮問する。
各専門分野において国内の外部委員を含む委員会で自己点検を行い,国際的に第一線で活躍する著名な研究者による評価に基づい て研究水準・成果の検証を行う。
自らの研究水準を高めるとともに,高度な研究者を養成し大学等研究機関に輩出する。 各分野の特記事項を以下に示す。
(国立天文台)
広範な天文学分野において,太陽系からビッグバン宇宙までを研究対象として高水準の研究成果を生み出す。国内観測所及び観測 施設を活用した最先端の観測天文学の推進を行う。
また,超高速計算機システムを活用したシミュレーション研究や理論天文学の更なる推進を目指す。
人類が未だ認識していない宇宙の未知の領域を開拓するため最先端の技術を用いて新鋭観測装置の開発・整備に努めるとともに, また新たな科学技術の基盤の創成に寄与する。このため,大型望遠鏡,観測装置,計算機等の開発研究や整備及び運用を円滑に行う。
① 国際観測施設であるハワイ観測所において,高水準の研究成果を達成する。
② 国際協力事業としてのアタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計の建設(以下「アルマ計画」という。)を開始して,全装置の完成 前でも一部の装置を用いて部分観測を始める。また,それに必要な経費・人員・体制の整備を行う。
③ 先端的電子技術,情報処理技術,データ利用技術を天文学と融合することにより,新たな分野を開拓する。
④ 太陽観測,月探査,位置天文,電波天文,赤外線天文分野等を軸として,スペース天文学の基礎開発研究を推進する。
⑤ 光学赤外線望遠鏡,電波望遠鏡又は超長基線電波干渉計(VLBI)観測網の充実等,観測装置の開発研究を進めるため,国内大 学及び海外の研究機関との連携・協力を図る。
⑥ 天象観測の成果として,暦象年表を毎年発行すると共に,暦要項として官報に掲載し,一般公衆に広く公表する。
⑦ 中央標準時の決定及び現示を行い、国際原子時及び世界時の決定に寄与し、依頼に応じ、時計の検定を行う。
(核融合科学研究所)
制御熱核融合の実現を目指した核融合科学とその基盤となるプラズマ物理学,炉工学などにおいて,学術的体系化を図り,世界に 先駆けた成果を上げる。
① 大型ヘリカル実験装置(LHD)の性能を最大限に発揮させ,環状プラズマの総合的理解と核融合炉心プラズマの実現に向けた 学術研究を行う。このためにプラズマ加熱機器及び計測機器の整備・増強,装置の改良を進め,核融合炉心プラズマを見通せるLH Dプラズマの高性能化を目指す。
② プラズマの高性能化に必要となる物理機構の解明を,研究所や大学・附置研究所・センターの装置・設備を有機的に活用し,双 方向型共同研究として進める。さらなる閉じ込め改善を実現するための先進的な磁場配位を持つ新規実験装置の検討を,コミュニティ の共通の課題として推進する。
③ 核融合プラズマ閉じ込めの物理機構解明及びその体系化を進めるとともに,それを支える基礎研究としての複雑性の科学を探求 するため,理論・シミュレーション研究を推進する。このため大型シミュレーション研究用解析装置を積極的に活用する。
④ 核融合炉を目指した大学の炉工学研究の中核として,炉工学研究の集約と学術的体系化を推進するとともに,関連する幅広い工 学研究の進展に寄与する。
⑤ 基礎プラズマ科学や極限的条件下におけるプラズマ研究,原子分子データ等の核融合基礎データの評価・集積,環境や安全性等 核融合の社会的受容性に関する研究の一層の推進など,核融合を巡る幅広い分野で共同研究の中心機関として活動する。
(基礎生物学研究所)
細胞生物学,発生生物学,進化多様性生物学,神経生物学,環境生物学,理論生物学等の基盤研究をさらに強化発展させ,独創的 で世界を先導する研究を創成,推進する。
① 基礎生物学研究所独自の装置(大型スペクトログラフ等),生物資源(モデル生物等バイオリソース)の一層の充実により,高 水準の研究基盤をつくる。
② バイオインフォーマティクス等,実験生物学と理論生物学との融合による先端的研究を強化する。
③ 今後の生物学に必要とされる,研究材料の発掘,技術の導入をとおして,新しい生物学の展開を推進する。
(生理学研究所)
分子生物学,細胞生理学,生物物理学,神経解剖学,神経生理学,神経発生学,感覚情報生理学,認知行動学,病態生理学等広範 な生理学分野及び関連分野において,ヒト及び動物の生体の機能とメカニズムを解明するため,共同研究を含む世界的に高水準な研 究基盤を発展強化する。
① 非侵襲的計測技術及び遺伝子改変技術を含めた方法を用い,個体の認知・行動機能や生体恒常性維持機構の発達・適応過程の研 究を行う。
② 生命現象を担うナノスケールの分子複合体(超分子)の構造と機能を解析する研究を進める。
③ 分子・細胞のレベルで得られた生体の働きと仕組みに関する知見を器官・個体レベルの機能として統合し,それらをシステムと して理解する研究を進める。
④ 神経細胞や神経回路網の研究から認知・行動などの高次脳機能の解明や心のメカニズムの解明に迫るとともに,脳神経疾患にお ける病態解明のための基礎的研究を進める。